T・Kさん 青山学院大学

<分析>

この生徒は千葉県の舘山から高速バスで通っていました。高校2年生の秋頃から通いはじ、入会当初はご家族が経営されている会社に対して、何か役に立つことを大学で研究したい、という程度で、大学で何を学びたいかが具体化されていませんでした。当学院には遠方から通われる方が多くいますが、特にこの生徒は遠い方であったため、いかに一回の授業での学習効果を高めるかが課題でした。

<施策>

大学で学びたい分野について具体的に絞り込んでいきました。ご家族が経営されている会社において、どのような力が求められているか、業界は今後どうなっていくのか、という観点から、「材料力学」の研究が適切であるという結論に至りました。
小論文の指導法として、この生徒は会社内の様子をよく見ていたことから「仕事のスキーム」などに置き換えて小論文のルールなどを覚えていくことで、学習を効率化していきました。

<効果>

試験当日は小論文も面接も問題なくこなせたそうです。特にグループ面接では、他の受験生の発言を聞いて、面接官が何を聞きたいのかを分析するなど、余裕をもって臨めたようです。入試そのものは11月で終えましたが、その後も学びを続け、高校3年生の3月まで指導を受け続けました。