Uさん 聖心女子大学

<分析>

入会当初は別の大学を志望していましたが、その大学の中で何を学びたいのか具体的には回答できず、本当にその大学に行きたいのかを聞いたところ、それほどでもない様子で、志望大学の決め方にそもそもの問題があるように見られました。そのため、本人に希望を確認したところ、再度志望大学を練り直したいとのことでしたため、授業進度を変更し、進路指導・大学研究を入れることとしました。

<施策>

本人は大学卒業後、エンターテイメント業界にて、ある分野の職種に就きたいと考えている一方で、大学においては教育学、それも教員育成というよりもあくまで学問としての教育学を学びたいという希望がありました。リベラルアーツ教育や開講科目の多い大学、さらにその中で学生の研究指導を丁寧に行う大学をいくつか紹介したところ、本人は聖心女子大学を希望しました。この大学であれば教育の領域と本人の志望する職種とを組み合わせた研究ができると確信したからです。

<効果>

大学で学びたいことや志望大学が確定してからは小論文の上達も早く、気づけば他の慶應義塾大学志望者たちが使用している教材の問題演習において、毎回90%以上の正答率を記録していました。だからと言って、当然のことながらそこで志望大学を再度変更はしません。本当にやりたいことが見つかり、行きたい大学と出会えたことにより、本人の能力が著しく開花したものと言えます。