Qさん 昭和女子大学 人間社会学部
<分析>
高校2年生の時に入会し、当時から昭和女子大学に進学したいという強い想いを持ちながらも、大学では具体的に何を学びたいのか、当学院の求めるレベルでの回答はできていませんでした。
また、総合型選抜や自己推薦などは評定平均4.0~4.3以上が必要となるのが一般的ですが、この生徒は3.0程度とかなり厳しい状況でした。
しかし、高校での成績が振るわなくとも、面談時の受け答えから、数値以上に学力がある、潜在的な力があると面談担当者は判断しました。
<施策>
3年生になっても評定平均はそれほど上がらず、小論文と面接、さらに提出書類においてかなりの高得点を取る必要がありました。
そのため、小論文の学習は想定される範囲だけではなく、どんな問題が来ても対応できるように、あらゆる問題傾向に対して免疫をつけていきました。
面接や書類準備においては、志望学部の教授陣の論文や書籍の読解、自らのビジョンや大学における研究計画など、できる限りの準備をしました。
<効果>
入試終了後、本人から連絡があり、面接官からお褒めの言葉をいただいたり、入学を確約されたかのような言葉をかけられたりしたが、これはどう理解すべきかという質問がありました。
筆記試験の回答や面接での受け答えを聞く限り、パーフェクトに近いものであったため、高校の成績以外では落とす理由がないのではないかと告げたところ、面接官から「(こんなに良く回答できているのに)あなたはどうして高校での成績が振るわなかったの?」とすら聞かれたようでした。