素早く小論文を書き上げるには?
最悪のケースを阻止する
小論文は試験時間内に、最後まで書き上げなければなりません。
書く作業はある程度時間がかかるため、早く書くのが苦手な方や、早く書くと雑になってしまうため、ゆっくり書いてしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかし、小論文を書いているうちに修正しなければならない事態となれば、大きなタイムロスになります。
最悪の場合、時間内に書き終えることができないこともあり得ます。
これは大きな減点要素となるため、素早く、制限時間内に書く能力を身につけておくことが重要です。
ここでは、小論文を書くスピードを上げ、かつ大きな修正を避ける方法をお伝えします。
この方法は、早く書く練習を必要としません。焦って乱雑に書くこともなくなります。
さらに、試験中、落ち着いて冷静に臨むことができるようになります。
すぐに書かない
その方法は、試験が開始してすぐに本文を書き出さないことです。
もし最初から書き始めてしまうと、書きながら内容を考えなければならなくなります。
早く書き出すことで時間を節約しているように見えますが、構成をしっかり決めずに書いてしまうと、途中で修正したり、重複した内容を書いたりして、結果的に時間と文字数を無駄に使ってしまいます。
メモ書きを重要視する
そこで、本文を書き出す前にメモを作成します。
序論・本論・結論にそれぞれ何を書くのか、構成はどうするのか、どれくらいの文字数を使うのかなど、
60分の試験時間であれば、10~20分はこのメモ書きに当てても良いでしょう。
書き出す前の準備が、その回答の質を左右します。このメモ書きは、小論文作成作業の8割を占めるとも言えるでしょう。
実際の小論文作成と同様に、学習においても、まずメモ書きから始め、いきなり書き出さないことを心がけてください。
翔励学院では、ほとんどの生徒が入会当初、小論文をまったく書いたことがない状態からスタートします。それでも、難関大学や高倍率の大学から毎年合格をいただけているのは、書き出す前のメモ書きのトレーニングをしっかり実施しているからです。入試直前になると、ほとんどの生徒が本文作成ではなく、メモ書きの練習をしているほどです。この練習によって、問題傾向が急に変わった場合でも、安定して精度の高い小論文を作成できるのです。
当学院の小論文指導を体験したい方は、どうぞ無料学習相談へお越しください。