課外活動は必要か?
課外活動は必要か?
学習相談では「どのように学習を進めるべきか」という質問を多く受けますが、その中で「課外活動やボランティアはした方が良いですか?」というご相談もよくあります。
これは、特に総合型選抜や推薦型選抜において「ボランティア活動が評価されるからやるべきだ」と言われることが多いためでしょう。
しかし、実際のところ一部の学部を志望する場合を除き、課外活動やボランティアは必須ではありません。
では、どのようなケースで課外活動が有利に働くのか、具体的に見ていきましょう。
課外活動が必要なケース
課外活動が特に重要となるのは、看護学部や保育学部など「入学と同時に職業訓練が始まる学部」です。
これらの学部では、大学の使命として「即戦力となる職業人の育成」が求められます。そのため、入学時点でその仕事に対する強い志を持っていることは前提とされます。
一方で、入学後に「やっぱりこの仕事は自分に合わない」と感じてしまったり、途中で辞めてしまうことは避けなければなりません。また、使命感のないまま業界に進むことも大学側としては望ましくないと考えます。
そのため、受験前の看護体験や保育ボランティアなどの課外活動を重視する大学もあります。
これらの経験を通じて「本当にこの職業に向いているのか?」を確認することが、合格にも将来にも大きく影響するのです。