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「例」は注意して書く

説明として便利な例示

小論文は「意見文」ですから、そこには「理由」や「説明」が当然必要です。特に意見についての説明として、「例示」を使うことがよくあります。
近年の受講生たちの書く文章では「例示」が多様されます。そのこと自体は悪いことではありません。例示によって、自分の意見や主張を、より身近なものに置き換え、相手へわかりやすく説明しようとした結果、例示を使っている、あるいは意見を自分のものとして、自分らしく伝えようとしてそのようにしているからです。それゆえ、例示はうまく使いこなすことができれば、大変便利なものです。

例示の危険性

例示は一見便利なものですが、使う場合には注意が必要です。
小論文は作文とは異なり、主観的なもの、先入観、不正確な内容を書けば、大きな減点となります。こういった「思い込み」を書かないように注意しなければなりません。
また、主張に対して話題が適切かどうかもポイントです。たとえば「東京都内の全大学で自動車通学を認めるべきだ」という主張について、アメリカの例を挙げたらどうでしょう。まず日本とアメリカでは国土が違いますし、特に東京は交通網が張り巡らされている土地です。その他文化や保険等の「前提用条件が明らかに違います。この場合は国内で自動車通学を許可している大学の事例や、メリット・デメリットについて考える方が適切です。

事実誤認

上記のような「見当違い」な例よりも更にありがちな傾向としては「事実誤認」です。例として出す内容を「何となくこういうことがあった。」「何かよくわからないけれど、何かの記事に書いてあった。」程度の内容であれば、書かない方が良いです。結果として、事実と異なることを悪気はなくとも書いてしまい、大きな減点となる可能性があります。
こういった「事実誤認」をしないためには、正しい知識を身につけると共に、適切な例を書く練習が必要です。

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