志望理由書は時間軸で書くな
志望理由書のよくある間違い
志望理由書を書く際に、よくある間違いや勘違いがあります。このような間違いを犯すと、文字数が足りなくなったり、一瞬で減点されてしまうことがあります。志望理由書も自分勝手に書くのではなく、指導を受けながら進めることが重要です。
よくある間違いの一つは、志望理由書を「時間軸」で書いてしまうことです。
時間軸で書くというのは、例えば「私は○○になりたい。そのきっかけは小学生の時に…」のように、自分の人生の出来事を時系列で並べるスタイルです。これは志望理由書ではなく、「自己紹介」に過ぎません。
大学入試、特に総合型選抜や推薦型選抜では、志望理由書は「試験」の一環として課されています。この志望理由書を通じて、「学力」のチェックが行われているということを忘れてはいけません。
○○の高いものかを優先する
では、実際にどのように書けば良いのでしょうか?簡単な方法としては、重要度の高いものから優先して書くことです。
「重要度が高い」とは、個人的に想いが強いこともありますが、どちらかと言えば、具体的な事例や実績を挙げて詳しく説明できることを指します。詳しく説明できる内容を、字数に応じて2~3点挙げ、その上で自分がこの大学・学部に入学する必然性を伝えていきます。
志望理由書の書き方は、小論文と連動させて考えると良いでしょう。小論文同様、結論や主張を述べた後に、理由や事例を具体的に挙げて説明します。
志望理由書は自己紹介や自分の気持ちを伝えるものではなく、あなたが志望大学に入学するのに十分な要素があることを説明するものだと考えてください。
志望理由書と小論文の違い
小論文と志望理由書には共通点と異なる点があります。
共通する部分は、客観性と論理性が求められる点です。主張だけではなく、その理由や根拠が特に重要です。
もっとも大きな違いは、志望理由書では、自己PRや志望理由が志望大学の求める学生像に合致しているかどうかが重要なポイントとなることです。小論文でも自己PRや相手の求める学生像を意識することは素晴らしいことですが、小論文ではあくまで問題に適切に回答することが求められます。一方、志望理由書では、自分をしっかりとPRし、相手の大学が求める学生像に合致することを説明する必要があります。
翔励学院では、志望理由書作成の指導において、大学や学部ごとの特徴、また生徒一人ひとりのバックグラウンドを総合的に判断し、戦略的に指導を行っています。もちろん、最終的には生徒本人が作成しますが、完成した際には生徒本人も驚くほど高い完成度を達成できます。
ただし、それらは一日や二日でできるものではありません。少なくとも一ヶ月をかけて内容を考案し、調査を行い、本文を作成していきます。志望理由書の書き方について相談したい、指導を受けたいという方は、当学院の無料学習相談にお越しください。