オープンキャンパスと合否の関係
ただの「見学会」ではない
オープンキャンパスは、体験講義やイベントなど、各大学が用意したプログラムを通じて、受験生がその大学を深く理解し、志望校を確定する貴重な機会です。
しかし、このオープンキャンパス、単なる「見学会」だと考えてはいけません。オープンキャンパスへの臨み方次第では、合否に影響を与える可能性もあるのです。
特に、志望大学が決まった後のオープンキャンパスへの参加は非常に重要です。志望校が決定した後も何度もオープンキャンパスに足を運ぶ学生は、ほとんど参加しない学生と比べて、合格の可能性が大きく広がります。
オープンキャンパスの参加回数が評価されるわけではありませんが、参加する際に意識的に取り組んでいる学生と、そうでない学生では、その後の学習効果に差がつきやすいです。
1:何度も通う
オープンキャンパスは年間を通して何度か開催され、似たようなプログラムが多いかもしれませんが、複数回参加することをお勧めします。また、その他の公開行事や相談会にも積極的に参加しましょう。
何度も足を運ぶことで、その大学の文化や雰囲気を実際に感じることができ、次第に「慣れ」が生まれます。まるでその大学の学生になったかのような感覚を体験することができるのです。
こうすることで、大学が求めている学生像や大切にしている価値観を理解し、自分に足りない部分に気づくことができます。さらに、何度も参加している学生は、そうでない学生と比較してモチベーションが高く、その後の学習にも必然的に良い影響を与え、学習効果が高まることが期待できます。
2:よく観察し、情報収集をする
ただ単にオープンキャンパスに参加するだけでは意味がありません。たとえ説明を担当するスタッフが毎回異なっても、参加者はその担当者からの発言に共通点や、担当者だけが伝えてくれる貴重な情報があることを意識しながら聞くようにしましょう。
大学の学生や職員に入試について相談できる機会があれば、積極的に質問し、具体的なアドバイスをもらうように努めましょう。
また、志望分野以外の模擬授業にも参加し、どのような講義が行われているのかを実際に体験してみましょう。目で、耳で、そしてその他の感覚を駆使して、得られる情報を最大限に活用しましょう。相手を十分に理解することが、合格への道を確実に近づけます。
3:自分も見られていることを意識する
オープンキャンパス時の服装についてよく質問を受けますが、基本的に制服着用が望ましいです。
オープンキャンパスに参加する際、学生も大学を見ているだけでなく、大学側も学生を見ています。直接的にそれが入試の得点に関係するわけではありませんが、「見られている」という意識を持ち、真剣な態度で臨むことが重要です。
真剣な態度で参加する学生は、オープンキャンパスで得られる情報をより多く吸収し、良い意味で目立つことができます。実際に、面接官がオープンキャンパスでの学生の態度を覚えている場合もあります。
オープンキャンパスは主に土日祝日に行われています。受験生として、志望大学だけでなく、他の大学にも積極的に参加することをお勧めします。
当学院では、会員に対してできる限り参加を促し、オープンキャンパスの事前・事後における指導(服装や言葉遣いなども含む)を行っています。このような準備をしっかりと行い、大学教員と良い関係を築くことができた生徒も多数います。志望大学のオープンキャンパス前に事前指導を受けたいとお考えの方は、ぜひ無料学習相談にお越しください。今からできる準備方法をお伝えいたします。