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レポートのテーマは「興味・関心」だけで選ばない

課題小論文(レポート)の存在

大学入試では、出願時に必要な書類の一つとして、または一次試験の一部として、課題小論文(レポート)が課せられる場合があります。さらに、合格後に提出が求められることもあります。課題小論文(レポート)の文字数は、通常2000~4000字程度で、与えられた課題に基づき、調査・考察を行うことが求められます。

当学院に相談に来られる方からよく聞くのは、「一生懸命やっているのに、提出ギリギリになって満足のいくものが書けない」という話です。こうした方々の話を聞くと、実際にレポートの書き方に問題があるというより、そもそもレポートを書き始める前の段階でミスをしていることが多いことがわかります。逆に言うと、レポートを書く前の準備を正しく行うことによって、実際にレポートを書き出す段階や、レポートを完成させる段階で大きな違いが生まれます。

テーマ設定の失敗

それでは、レポートを書き出す前にどのようなミスが起こりがちかをお伝えします。これは、レポート作成の初期段階で起きるミスであり、作成作業の後半や終盤、さらには提出直前まで気づかないことも多いです。

そのミスは、テーマ選びです。何について論じるかを決める際に、自分の直感や興味だけでテーマを選んでしまうことです。もちろん、興味や関心がないとモチベーションが上がりませんので、興味があることをテーマにすること自体は問題ではありません。しかし、興味や関心「だけ」でテーマを選ぶと、次のような問題が起きる可能性があります。話にまとまりがなくなる、話題を絞りきれない、資料が不足する、などです。例えば、関心があってもそのテーマが非常に壮大なものだと、数週間で調べるには膨大すぎて現実的ではありません。逆に、非常にマニアックなテーマを選ぶと、資料が見つからなかったり、情報が古かったり、日本語の文献がなかったりすることもあります。

そのため、テーマを選ぶ際には、単に興味や関心だけで決めるのではなく、興味・関心を軸にしながら、調査のしやすさや資料の豊富さ、テーマの具体性を考慮してテーマを絞り込むことが重要です。

課題小論文(レポート)は資料から

対策として、与えられた課題について調べるためには、まず資料集めから始めます。

課題に関連する入門書を3~5冊程度用意し、学校や地域の図書館を活用しましょう。可能であれば、司書の方にアドバイスをもらうことも有益です。資料を読み進めていくうちに、自分が詳しく述べられる内容や関心のあるテーマが見えてくるはずです。それを基にテーマを決定します。この方法は通常の小論文と同じく、自分がしっかり説明できることを中心に展開する方法です。関心があり、資料もしっかり揃っていること、この二点を意識してテーマ選びを行ってください。

翔励学院では、こうしたレポートのテーマ設定や資料集めの段階から指導を行っています。生徒の関心やテーマ選びの理由をじっくりヒアリングし、必要に応じてより書きやすいテーマへの変更も提案します。レポートのテーマや内容について相談したい方は、ぜひ当学院の無料学習相談にお越しください。

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