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支えられて

投稿日時:2025/03/30(日) 13:13

こんにちは、岡本大空です。
去る3月3日から5日まで、福岡へ出張しておりました。勉強会に参加しながら、何名かの方々ともお会いしてきました。

その中で、大学院時代にお世話になった指導教授ともお会いすることができました。先生はご家族、特にお孫さんたちのことをとても気にかけておられました。特に印象的だったのは、事情により修学旅行に参加できなかったお孫さんのお話です。「『今度おじいちゃんと一緒に修学旅行に行こう』と言ったら、嫌がらずに『はい』と言ってくれた。京都のホテルはどこも満室だったが、何とか新幹線と宿を手配した。福岡から京都までの数時間の移動、その時間が大事。将来のことなどをゆっくり話すつもりだ。」とおっしゃっていました。ご高齢で体調にも不安がある中、このように寄り添う姿勢には教育者として学ぶことが多くありました。同時に、破天荒だった学生時代の私も、このような先生の深い愛情に支えられて育ったのだと、改めて感じました。

また別の日には、ある大学の理事の方を訪問しました。学生時代によくお世話になった方です。ご自身の3人のお子さんを育て上げた後、さらに2人の里子を受け入れておられました。お会いしてすぐに、その子どもたちがとても難しい状況にあることに気づきました。しかし、その方は大人の意図が伝わりにくい子どもたちをしっかり抱きしめ、良いこと・悪いことを忍耐強く、丁寧に伝えておられました。その姿を見て、教育において「忍耐」がいかに大切かを改めて実感しました。

振り返ってみると、私自身もこうした方々に支えられてきたからこそ、今があります。現在の生徒との関わり方も、名誉顧問を含め、多くの先生方から身をもって教えていただいたものです。あるスタッフが私の知人に「(自分は)岡本先生に甘えすぎではないですか?」と尋ねたところ、その知人は「岡本先生もまた、そうやって支えられてきました」と答えたそうです。まさにその通りだと感じます。こうした支え合いの経験があるからこそ、昨今の「教員が生徒と深く関わることが難しい」とされる風潮の中でも、私はその姿勢を変えることはないと確信しています。

当学院は3月3日に開講12周年を迎えました。時代遅れと思われるかもしれません。このような時代だからこそ、私が先生方に支えられたように、13年目も生徒たちを支えながら歩んでいきたいと思います。


 
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