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消えた<自己中>という言葉

投稿日時:2024/12/17(火) 21:19

こんにちは、岡本大空です。
本日の授業中に「最近『自己中』という言葉をあまり聞かない」という話題が挙がりました。これは、自己中心的な振る舞いが恥ずべきことだという認識が薄れてきているからではないでしょうか。

私が小学生だった頃、わがままな行動をすると「自己中心的な行いをしてはいけません」と担任の先生が個別に、あるいはクラス全体に注意を促していたことをよく覚えています。しかし最近では、この言葉や同様の注意を耳にする機会が減ってきたように感じます。

「これが多様性だから」や「タイパが悪いから」という言葉のもとで、自分のやりたいように他者の気持ちを考えずに行動する若者や、都合の悪いことがあると教育機関や行政、店舗に責任を押し付けたり、過剰な要求をする方々が増えているように思います。これらはすべて、いわゆる「自己中」な振る舞いであり、それを正当化し、恥じない雰囲気が広がってきていると感じます。

先日、ある真面目な大学生が教育実習先で自己中心的な生徒を叱ったところ、逆に指導教員から注意を受けるという出来事がありました。その学生は「自分は教員を志してよいのだろうか」と深く悩み、相談してきました。教育機関がこのような自己中心的な振る舞いを指導できない状況にあるのは、非常に深刻な問題だと感じます。

文部科学省や大学入試では「主体性」「協働性」「柔軟性」を重視し、これらを評価する方針を掲げています。だからこそ、当学院では生徒たちの自己中心的な振る舞いを認めることはせず、それを正しく指摘し、共に改善を目指す家庭の方々を歓迎したいと考えています。

幸いなことに、当学院に通う生徒の保護者の皆さまは「人の役に立つように」「他者への気遣いを忘れないように」といった教育方針を持っている方が大半です。このような皆さまに支えられていることに、心から感謝しています。

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